パワプロ雑記帳

個人的なパワプロ企画や思ったことなどを徒然と書いていくブログになります

パワプロ雑談【その8】

久しぶりの雑談です。

パワプロ2018はこんなかんじに制作されたのではないか、という想像をなんとなく書いたので記事にしてみました。
興味ある方は読んでもらえれば幸いです。
あと、あくまで管理人の勝手な想像なので鵜呑みにしないようにお願いします。

 

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「企業として利益を上げなければいけない」
「そうでなければ社員が満足できる給与を与えられないしモチベーションも維持できない」

パワプロ2018を発売して1番利益が挙げられそうな時期は
   プロ野球が開幕して盛り上がっている時期
   多くの企業で給料日の直後であろう月末
   ゴールデンウィーク
 ということで4月末に発売日を設定」

「利益を上げるにはより多くの購入層に興味を持って貰う必要がある」
「なので、できる限りの新要素を詰め込みたい」
「また、前作で好評だったパワフェスも継続してほしい」


と当初はこんな感じで考えられていたんだと思います。上の立場の方々は。
別にこの考え方は悪いこととは思いません。
むしろ理想の展開を考えればこうなると思います。

 

しかし、現実は違ったのでしょう。

新要素追加というのはすでに完成しているものの中に手を加える行為であり、また開発行為でもあります。
開発とは時間を要するものです。一朝一夕で終わるものではありません。

一応工学部出身なのでわかるのですが、新要素追加というのは全く新しいプログラムを組むことになります。
また、そのプログラムをすでに完成しているプログラムに追加した場合、まずプログラムの式に矛盾が生じることなくきちんと起動できるかどうか。
起動しなければ、どこに矛盾があるのか当該式をひとつひとつ確認して改善・修正作業する必要があります。
そういった作業が一段落して、ようやくバランスの調整作業になるわけです。
このバランス調整というのも、プログラムに反映される数字が1違うだけでも、全体のバランスが変わってしまうことがある繊細なものです。

自分はプログラムの初歩の初歩を習っただけですが、それですら四苦八苦しました。
まぁ自分にはプログラムの才能が全くなかったんでしょうけど、だからこそシステムエンジニアプログラマーの方々を尊敬しています。

そんなプロのシステムエンジニアプログラマーの方々が限界まで頑張っても、納期までにあの完成度でしか仕上げることができなかったのでしょう。
パワフェスについて言えば、公式サイトの中に制作の方が「今作で搭載すると思っていなかった」と読み取れる発言をしている一文があり、本当に制作現場はギリギリの極限状態だったことが伺えます。
そんな状況ですから、当然デバッグ作業やテストプレイをする余裕もなく...

おそらく制作スタッフ側にも「この完成度で世に出して大丈夫だろうか」という不安もあったのではないでしょうか。
しかし、やはり自分たちの作ったゲームはより多くの人に手にとってもらいたいでしょうし、なにより商品を出さないことには給与に見返りがありません。
生活もかかっていることですから強く反対できるわけもなく、結果あの完成度で発売することになったのでしょう。

 

結果、売上だけを見れば上々ですが、現状でその評価は惨憺たるものでネットニュースにまでなりました。
現在、制作現場は落ちた評価を挽回すべく、改善・修正に全力を挙げていることでしょう。

 

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と、こんなところじゃないでしょうか。

なんだかんだ言って自分も一応社会人なので、こういった苦しい諸般の事情は身をもって経験しています。
だからこそアップデートによる改善を信じているわけで...

 

6月中旬にアップデートが行われることは公式サイトに明言されていますし、制作スタッフには引き続き頑張ってほしいものです。